行田物流センターに学ぶ。TOPとメンバーの姿勢。
本日、行田物流センターで5Sミーティングを開催しました(毎週行っています)。
今月後半に行田物流センターに、ある団体が5Sの視察に来られます。
そのため、どのようにお迎えしたら良いか、センター全員から意見を聞こうとアンケートや提案をとりました。
ほぼ100%の提出率です。
いろんなアイデアや答えが出てきていて、チームとして参考になったようです。
しかし、古澤統括リーダーには、もう一つの想いが合ったようです。
それは、センターのスタッフ全員の意識を「お迎えする」という気持ちに統一する為。
アンケートをとることで、視察団体がいらっしゃる事を知り、どのようにお迎えするかを考える事で、意識の統一とお迎えムードを作り上げる事なのだそうです。
成功するかどうかは、その日になってみないと分からないですが、成功に向けて、このようにTOPがアクションを起こすかどうかでスタッフの意識が変化するのですね。
もちろん、統括リーダーが自ら動いたわけではありません。
統括リーダーが各チームのリーダーに伝え、リーダーはメンバーに伝え、メンバーはリーダーに相談する。
アンケートをとるというワンアクションで報連相まで自主的に動かしてしまうという・・・
また、古澤統括リーダーは、このように参加させる(してもらう)事で、今まで見えなかったことも見えるようになることを実体験として知っているので、是非、そういったことも気付いて欲しいようです。
気付いて行動したほうが、スタッフ自身の成長=センターの成長=会社の成長とつながっていくという事なのでしょう。
また、5S活動の行動指示を古澤次長は具体的に行います。
誰に対して、いつまでに、何を、何処まで、どうして欲しいかを伝えます。
しかも結果の良し悪しを問いません。
行動する事自体に対し必ず褒めます。
聞いていて凄くリーダーシップ力を感じます。
不安がっていたり、理解しにくい内容だった場合は納得するまで、コンコンと説明します。
怒ったり注意したりでなく、あくまで説明に徹します。
だから、指示を受けたリーダーは快く受けます。
具体的かつコンコンと説明されたリーダは、きっとメンバーにも指示を出しやすいことでしょう。
メンバーからの質問や不安を取り除く材料や手段を、既に古澤統括リーダーからもらっているからです。
もちろん指示に対して反対意見や他の方法の具申を言うリーダーも多いです。
何でもいえる雰囲気作りに徹しているから当然です。
でも、全てのリーダーは、心から反対しているわけではなくて、目的を達成する為に自分達の意見を言っている雰囲気なのです。
なぜなら、行田物流センターのリーダーは、全ての事象に対し(え!?と思うことに対しても)否定から入らないからです。
今日、そのコツのようなものを垣間見る事ができました。
普通、嫌がるような事でも、行田物流センターの5Sチームは、その施策(本当は嫌だな~と思うことでも)には、どんなメリットが潜んでいるのかを探る事から始めるんですね。
そしてそのメリットを各自が言い合うのです。
そしてその施策を実施した際のイメージをして、デメリットを探していくのです。
さらに、デメリットが出たからといって、まだ、反対はしません。
そのデメリットはどのようにしたら回避できるのかを、今度は探ります。
メリットは残しつつ、デメリットつぶしにかかるのです。
時には、デメリットを視点を変えて見つめ直し、メリットとして考えるときもあります。
だから、行田物流センターのミーティングに参加していると、意見や質問がバンバン飛び交うし、決まる時は早いし、指示もビュンビュンでてくるという、すごく勉強になるミーティングです。
ミーティングのキーマンは、やはりTOP(ココでは古澤統括リーダー)なんですね。
でも、濃いミーティングのキーポイントは、否定から入らないというメンバーの姿勢です。
前向きなメンバーと、グングン引っ張るTOP・・・
5Sチームの先輩達から、今日もまた教わる事ができました。
※こちらもご参考下さい⇒『異見会』
※ちなみに・・・
議事録のメモを、いつもビッシリ取っている小町チームリーダー。
凄く小さくなった鉛筆でメモを取っています。
理由は、『出てきた発言を、素早く書けるから』だそうです。
聞き逃さないという想いから出てきた、最も秀逸なアイデアだと思います。
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