危機感を感じ取りに行く

柳原です。

昨日、あるセミナーに参加しました。

テーマは物流コスト削減で、そのための物流品質の向上と倉庫カイゼンです。

約50名~70名位の方が参加されていました。

先日の物流展でもそうでしたが、今回も私達からみて、いわゆる荷主にあたる方が大勢こられていました。

テーマ自体は物流コスト削減なのですが、その手法としては物流品質向上と倉庫のカイゼンなので、てっきり物流系会社様が主体かと思っていました。

講義内容を聴いて、主催側も来場者構成を予想していたらしく、主に荷主向けの講義手法でした。

大雑把にいうと、現在お付き合いしている物流会社が、品質向上を目指しているか、品質向上について提案してきているか、そのための行動として会社全体として常にカイゼンに余念がないかを、付き合うべく物流会社の指標としましょう、というような内容。

ただ、値段の安い物流会社を変えて行っても、物流の根本を変えて行かない限り本来のコスト削減にはたどり着かないという事。

よって、荷主様によっては物流会社にアウトソースする方向とと共に自社物流を考えるのも一つの手法ですとされていました。

一昔前は、本来のコアではない物流はアウトソースしてコスト圧縮し、コアコンピタンス化しようという風潮がありましたが、単なるアウトソースでは返って手間と引越しコストなどで高コストになる、よって上記のうな将来に残る物流会社、いわゆる3PLが展開できる会社(アセット、ノンアセットに限らず社風として)を選出すべき、とのことでした。

単に物流の6機能を請け負う物流会社なら、サードと付き合い、サードにセカンドの選定を常にしてもらうようにすれば、大きなコストの増減もなく、常に費用対効果が均等化されるというもの。

もちろん、自社はサード側(セミナー主催社)で、自社のシステムを利用すればイイですよで締めくくられています。

このセミナーの中で、何が一番危機感を感じたかと言うと、荷主となる方が勉強に来られていると言う事。

物流のプロ会社となるならば、決してお客様よりも勉強し知識と経験の実績を積まなければ、パートナーとは成りえません。

ただの請け負い会社としてのお付き合いなら、いづれコストの問題で提案もできず、実績経験もなく、シミュレーションもできず、値下げの焦点から返ることなく、どこかと選定競争されてしまします。

また、物流業界そのものに信用信頼がなくなったとしたら、だったら自社で物流を立ち上げようと言う事になります。

そのための勉強セミナーでもあるのだと感じました。

私達とって一番怖いのは、値下げの攻勢ではなく、信用と信頼を無くし、荷主自体が物流を行ってしまう事です。

セミナーではTOP~経営陣~管理者~現場サイドまでが一貫して、全てに明確に意識から方向性、全てにおいての標準化、共有、共通が必要で、これができなければ永遠にセカンドパーティーであるという意味合いの事も言ってました。

先日の物流展と同じく、とてつもなく危機感に見舞われた一日となりました。

さて、だからこそ勉強し頑張ります!!

現場力が強みです †篠崎運送倉庫HP

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