社員も必読! 専務からの言葉 「分かちあい」の原点
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入社数年の若手社員が毎月苦心しながらも丹精込めて作り上げている、高校の進路指導部と就職を控えた生徒さんに向けて発刊している月間NEXT。
今月号からは趣向を変えて発刊しています。
今月は弊社の礎を築かれた専務のお話し。
以下、弊社社員は特に必読すべき内容です。
【 当社の経営理念は「みんなで分かち合う経営」です。
NEXTを読まれてこられた方はご存知かと思われますが、これは当社の創設時からの理念です。
私は創業まもなく入社しましたが、創業間も無い会社はどこもそうであるように、当社も大変厳しい状況が続きました。
社長(現会長)、役員、社員の御苦労は筆舌に尽くせないほど大変でした。
会社を大きくして売上も給料も、同業他社のA社を超える事が当面の皆の目標でした。
入社したばかりの私にも意気込みは十分感じられました。
「俺がラーメンを食いたいときは皆もラーメンを食いたいはず、皆が鮨を喰いたいときは俺も喰いたい」が社長(現会長)の口癖でした。
みんなして頑張って、小さくも内容の良い立派な会社を作り上げて、みんなが定年を迎えた時に「この会社で良かったなぁ!!と言って去れる会社にしたい。
「分かち合い」の原点はここにあります。
会社も当時からみれば考えられないような大きさの規模になりました。
社長も2代目に代わり社員も多くなりました。
社員が多くなれば社員の数だけ考え方や心も増えます。
そんな中でも「分かち合いの心」は創業当時と変わりなく全社員の心に息づいています。
より一層大きくなって・・・!!
当時を振り返った想い出話しでした。 】
専務の言葉からは私達社員にも向けた多くの想いが示唆されているように読み取れます。
①「分かち合う経営」の原点は、社長(現会長)以下、役員、社員にいたるまで、筆舌に尽くせないほどの苦労を協働し、苦労を共感し合い、想いを共有したことが原点である事。
②みんなでA社を超えるという目的目標が明確に明示されており、社長以下、役員、社員までが進むべき方向と共に共有されているからこそ、入社したばかりの若手社員ですら先輩達の意気込みを感じ取れ共に進むことができた事。
③苦労を一緒に体感している社長(現会長)だからこそ、口癖のように言っていた「俺がラーメンを食いたいときは皆もラーメンを食いたいはず、皆が鮨を喰いたいときは俺も喰いたい」という言葉に本気度と説得力を感じ取ることができた事。
④創業と存続いうとてつもなく大きな使命を持った社長(現会長)以下、役員、社員は使命や役割のゴールも「小さくも内容の良い立派な会社を作り上げて、みんなが定年を迎えた時に「この会社で良かったなぁ!!と言って去れる会社にしたい」と、明確かつ具体的に共有している事。
そしてこの言葉は、現在の我々に対して向けている言葉のような気がします。
自分達がそう思いながら引退できるという事は、現在の私達も安心でき、やりがいのある会社のはずだからです。
⑤そして上記のように創業からガムシャラに頑張ってきた大先輩達が、多くの苦労から気付き私達に簡潔にまとめてくれた言葉が「分かち合う」という言葉の大切さ。
そしてその原点は売上や社員の多さによって変わるものではなく、それどころか売上や社員数が多くなればなるほど、もっと厳粛に受け止めて「分かち合う」事の大切さを引き継ぐことの難しさも示唆しているように感じます。
社員の数だけ考えや心があるからです。
創業時よりももっともっと、進むべき方向やその意味、具体的な目的、目的の指標である目標を真剣に考え互いに伝えあい、協働しあい、共感しあい、共有し合う事がこれからの新しい礎となるのだと・・・
「そんな中でも「分かち合いの心」は創業当時と変わりなく全社員の心に息づいています。
より一層大きくなって・・・!!」
この最後の言葉に、我々に対して、全ての希望と使命を課しているような気がしました。
今日もお読み頂きありがとうございました。
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