物流の6機能
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柳原です。
いつもブログをご覧頂き有難うございます。
「弊社は物流業です」と公言できるためには、物流の6機能を理解実現できなければなりません。
物流の6機能とは「輸配送」「保管」「荷役」「包装」「流通加工」「物流情報処理」の6つの機能ことを言います。
気を付けたいのは、実際にこの機能を実務業務として行っているどうかではなく、会社として理解し機能できるかどうかという事です。
物流企業はこれら6機能を鑑み、荷主様(お客様)の条件や希望に叶えられるよう受諾していきます。
時には潜在的条件や希望をも顕在化することから始めていきます。
このうち「輸配送」「保管」「荷役」「包装」「流通加工」はモノが存在する限り、自然発生的要素として昔から行われてきている役務ですのでイメージもしやすく実務としても確立しています。
問題は「物流情報処理」の認識と機能です。
この機能を軽視もしくは不理解、また実務業務として確立できているところとできていないところが混在することです。
この「物流情報処理」もEDIができるとか、WMSを駆使しているかどうかでなく、そもそも、物流業として理解しており受諾した際には実務機能としてできるかどうかが必要な事だと思います。
よって、情報処理という根本からの慣習が社風の中にあるかどうかが問われてくるものと思います。
情報処理の根底とは簡単に言えば「報・連・相」の慣習と「情報入手力」です。
戦国時代、多くの武将が最も力を入れたのは、最新の武器や武力ではありません。
近隣諸国の動静や中央動静をリアルタイムかつ正確に入手する力です。
現在の国家も全く同じです。
映像や文献、最近はゲームとしての娯楽も含め、公表公示されている武力の誇示で勘違いしやすいところですが、この情報入手に関して言えば、大昔でさえも正確性のある文献はごく僅かです。
ごく僅かしか残していない残せないところに、情報入手力そのものが国家の命運を握っている事が伺い知れます。
全ての国家の機能は、この必死で入手した情報をもとに戦略が立てられ戦術へと移行し、必要な武力の調達へと進みます。
戦略を立てるためには、自身の思考や行動を理解し、異をも唱えられるほどの優秀な側近を育てる必要があります。
戦術をかなえるためには、戦略の公示と戦略を理解でき達成できる戦力の教育・訓練が必要です。
国家と企業の違いは戦略目的が一部異なるだけで、その他は同義で捉える事ができます。
会社の規模や見えるアセットに惑わされず、「報・連・相」の慣習化など強い企業の原点にフォーカスしていくことが肝要だと感じます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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