お早うございます。

柳原です。

いつもご覧になっていただき有難うございます。

先日のブログでご紹介した書籍。

紹介されている全ての会社の共通点は「社員を大切にし、地域の為や困っている人を助けたいという想いを、会社という組織で一丸となって活動している会社」です。

では、現実の会社運営という視点そって、「これらの想いの実現に向けて、会社として本当に運営できるのか」に目を向けて見ましょう。

答えは、実際に出来ている会社がある以上、「100%出きる」です。

しかし、考えてみると、モンゴルの奥地の遊牧民の子供さんを探し出し、ヒアリングして設計し、試作品のたびに何度もモンゴルに渡り、試してみては調整・再設計、再製作の繰り返し・・・

さらに、モンゴルの遊牧民の方からそれらに見合う料金をいただけるかは大いに甚だ疑問です。

せいぜい、喜んだご両親や子供さんの笑顔が最大の報酬になることでしょう。

果たして、こういう活動で本当に会社自体を運営していけるのでしょうか。

日本でいちばん大切にしたい会社/坂本 光司

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障害を持つ方を採用し、今では実に殆どの社員が障害者という会社。

業務中に大声を発し、突然帰ってしまう。

集中力もなく勝手に仕事場から離れてしまう。

そのたびに回りの皆が業務を止めて、捜しにいったり説得したり・・・

ごく普通に考えて、それらに要する人手や時間、仕事量と給料・福利厚生を考えると、果たして本当に運営していけるのでしょうか。

働く幸せ~仕事でいちばん大切なこと~/大山 泰弘

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世界中で長年「出きるわけが無い」が常識とされていた「無農薬のリンゴ栽培」を何年も掛けて成し遂げた会社。

その時間の経費と労力を会社組織として短期・長期計画に盛り込む事が果たして現実にできることなのでしょうか。

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録/石川 拓治

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自社で取り扱っていない商品でさえも、クレームとして来たお客様に快く謝罪し、そのお客様が満足できるまで接し続ける・・・

しかもそれは会社としての対応マニュアルではなく「個人の良心」に任せている。

「『個人の良心』に従った行動なら何をしても良い」と全社員にハッキリと言えるでしょうか。

サービスが伝説になる時―「顧客満足」はリーダーシップで決まる/ベッツィ・A. サンダース

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それでも、実際にできている会社がある以上「100%できる」が正解なのでしょう。

一体、何故、これらの会社は、あえて冷静に現実的に考えると、とても「個人の活動ならともかく、会社として運営・活動していけるわけがない」という事をできているのでしょうか。

そのキーになる答えの一つが「社員を大切にする」という事ではないでしょうか。

それでは「社員を大切にする」ということはどういうことなのでしょう。

たくさんの給料を支給して、休みを多くして、残業も無く、労力の要らない仕事を与え、全く自由気ままにしてあげる・・・

これが「社員を大切にしている」事なのでしょうか。

文字にしてみると良く分かりますよね。

絶対に違います。

これらの会社のもう一つのキーワードは「私達と全く同じで、意外と仕事は厳しい」です。

障害を持つ会社で働く障害者の方達でさえも、他の企業と全く同じように業務の数値化や生産性と効率化は必須業務です。

5S活動だって継続して行っていますし、カイゼン提案だって行っています。

あらゆる社内の業務も含めた活動全部に対して「報告・連絡・相談」も課しています。

他の紹介されている企業も全く同じです。

社員を大切にするという事は、「仕事が楽しくなる環境作りや、こんな俺でも社会に貢献しているんだと感じられる環境作り、自分の良心に従って出した結果を皆の前でキチンとハッキリと評価・喜んでくれる環境作り、何年も何年も誰かのために結果を出すまで待っていてくれる環境作り・・・

これら社内環境をTOP(社長以下、長の付く役職、リーダーなど。以下同意)自ら作り出している事」だと思います。

しかし、そのためにはTOPは大きな苦労を伴います。

銀行等との均衡、社内経理、まだ理解してくれていない社員への熱弁、顧客や地域への説明や説得・・・

これらを何年も何年も休むことなく続けていかねばなりません。

でも、この行動そのものが「社員を大切にしている」、想いをハッキリした形にした行動だと思います。

こんな事を社員もTOPも何年も続けてれば、それは互いの信頼や信用も着くでしょうし、何にもまして「現場力」がつきます。

どんな業種であれ、「現場力のある会社」が強いのは言うまでもありません。

現場力を生むには「TOPと現場との信頼と信用」がなければ生まれないのです。

「現場力」とは「その業務のプロである職人が多くいる集団」ではありません。

プロでない人でも「プロに負けないシクミを作れる事と、業務に率先して当たっていける社員が多く在籍している現場」の事なのです。

「想い」と「行動」と「熱弁」と「諦めない(継続)」と「それらが発揮できる環境作り」をまずはTOP自らが示していかなければならないのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

埼玉県内に倉庫が6か所、危険品倉庫・物流センター・低温倉庫の一覧】

https://www.shinozaki.co.jp/html/10_souko.htm


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