お早うございます。

柳原です。

いつもご覧になっていただき有難うございます。

何かのカイゼン目標(もしくは指標)に対して1%の結果って高いと思いますか?

それとも低いと思いますか?

たとえば、「今月の作業ミス率は1%でした」という結果に対し、

「作業ミスが1%もあったの!?」というイメージでしょうか?

それとも

「作業ミスが1%しか無いんだ!」というイメージでしょうか?

さて、弊社の行田物流センター(埼玉県鴻巣市)では、各階で5Sカイゼンチームを編成しており、それぞれのチームがそれぞれに設定した目標数値を持って達成率を算出しカイゼンの進捗を図っています。

その中であるチームは、ある作業でミスを発生しないという目標があります。

もちろん目標数値は0%なのですが、いつだったか1%の発生があったと管理表に表示されていました。

一週間ごとに算出し掲示してあるので、ある一週間の間に1%の作業ミスがあったと言うことです。

この作業は、別のある一週間(1%のミス発生時ではないですが)では697件という作業がありました。

697件の1%といえば、1週間に約7件のミスが発生したという事になります。

「この1週間で作業した697件のうち作業ミスは1%でした」

と言われるのと

「この1週間で作業した697件のうち作業ミスは7件でした」

とではイメージする印象がだいぶ違うのではないでしょうか。

7件全てが同じ顧客(謝罪する対象として)とは限りません。

仮に1件々々が違う顧客(謝罪対象として)だとし、1件に対する事後処理に仮に2人で1時間(顧客への連絡や、ミスを挽回するための再作業準備と再作業、完結連絡、謝罪など)掛かったとすると、単純ですが2人で7時間要することになります。

1人の時給が仮に1,000円だとすると、14,000円が全く生産性の無い事後処理作業に掛かったことになります。

この作業の利益が仮に売上の10%だったとすると、1週間で約140,000円の売上に達していて初めて±0円になります。

仮の話ばかりですが、たった1%のミスで利益の全てが吹き飛んでしまうのです。

しかも顧客に支払う損害賠償が無いという前提で・・・

ミス発生率0%という目標に対するミス発生率1%は非常に高いということが数値を用いることでよく分かると思います。

しかし作業を担当しているスタッフ全員が、このような意識や計算方法を知っているとは限りませんし、決まった時間数を用いて勉強会を開いてくれているとも限りません。

往々にしてあるのは、作業リーダー等はこのような意識と計算式を知っているだけに、ミスがあるたびにミスを犯してしまった担当者にガムシャラに怒ったり強く注意したりするだけです。

意識も計算式も教わってない担当者にしてみれば、リーダーの怒った顔と良く分からない言葉を用いた強い口調だけが印象に残り、怖いからミスをしてはいけないんだという、本来の目的に沿っていない対処を取ることになってしまいます。

これではいつまで経っても1%の重みに気付いてくれることは無いでしょう。

是非、機会を見つけて1%の重みを知る機会を作ってあげると良いと思います。

さて、行田物流センターでは掲示上では%表示にしています。

一番身近で誰にでも分かりやすくイメージできる計測単位だからです。

誰もが数値に興味を持ちやすく理解しやすくしてもらうためです。

しかし全体5Sカイゼンミーティング内ではppm表示を使用してカイゼン対処に向けて話しあわれています。

ミス率1%をppmで表してみると・・・

なんと10,000ppmになります。

100万件の作業のうち10,000回のミスが発生していることになります。

10,000回のミス・・・

いったいいくらの事後対処コストが掛かるのでしょうか・・・

1%って侮れませんね。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

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