5S活動での行きつく先は、大きく分けて3通りになると思います。

無題

1つは、始めてみたけど、マンネリや、大変などの理由で、途中でいつの間にか終わってしまう。もしくは、止めてしまうパターン。一番、多いパターンですね。

2つ目は、3S(整理・整頓・清掃)を繰り返し行っていて、いつの間にか単なる『美化運動』を続けているパターン。

3つ目は、3Sの意味をキチンと理解し、皆が高度な意識を保ちながら定期的に清潔(ルール化)を繰り返し行っているパターン。

究極は・・・

意識せずに活動を行えるまでレベルが上がっていて(躾の域)、社内活動として行っているほうが、かえってレスポンスが悪くなってしまっているようなパターンでしょうか。

1つ目は、当初より5S活動を行う『その本当の意味』を理解していないメンバーの方が多く、何かやるごとに問題が発生(文句や非行動など)していて、その対処にばかり時間が掛かっていてる場合が多いと思います。

これは、ある意味、当たり前といえば当たり前にも感じます。

5S活動の殆どの行動は、捉えようによっては、今まで行ってきた事、全てを否定したり、全てを『悪い』と決め付けがち(指摘するほうにその気は無くとも、指摘されるほうは、そのように捉えがちです)ですし、指摘項目をカイゼンする時間を今まで作ったことも無いのですから、それはもう指摘を受けたほうは、大変な事と思ってしまい拒否反応から進んでしまうからです。

参考までに、行田物流センターが5S活動を始めた初期の頃はというと・・・

『リーダーが率先して自ら行動し、背中で熱く語る精神』を地で行っていました。

古澤リーダーが、黙々と一人で行ってきたように感じます。

山本五十六の言葉にも以下の文句があります。

 

『やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず 。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。』と。

5Sに順番があるとおり、この語訓も順番通りに行わなければ、どこかで狂いが生じてくるように思います。

2つ目は皆が同じ意識を持って行動に移せた事自体は大変素晴しい事。

しかし、リーダー自ら根本的に5S活動の真意を見極めていないのかと思います。

しかし、リーダーだって、初めて行う5S活動です。

リーダーだから何でも知っていて、何でもできると思ったら大間違いです。

なので、このような場合は、美化運動になってしまった事を『間違っていたんだ・・・』と決して思わず、

『なるほど、こうすると美化運動になってしまうんだ。』と気付けた事を褒めあいましょう。

なぜなら、美化運動を5S活動にカイゼンしていけば良いだけのことです。

なにしろ、例え美化運動といっても行動する事の労力はやった者しか分かりません。

『苦労をみんなで分かち合ってやっていけた』、『ココまで継続してやってこれた』事の方が、よっぽど自分達にとってプラスです。

3つ目の域に達していたら、『継続』から『継承』へ意識を持っていきましょう。

また、5S活動が一体、誰のために行っているのか、何の為に行っているのか、もう一度、検討してみましょう。

目標や進むべきベクトルを変えることで、また新たな発見とノウハウが待っているはずですから。

ちなみに、あるトヨタのカイゼンマンは、『なぜ、そんなにトヨタはカイゼンノウハウを公開するのか』という質問に、こう答えてってました。

『年間、何千人もの人や会社が、工場やセンターに見学にきます。

トヨタのカイゼン手法を一生懸命、メモしたり、話を良く聞いてお帰りになります。

そして殆どの人がこう言ってお帰りになります。

「とても参考になりました。是非、帰社したら実践してみます」と。

でも、殆どの人や会社は継続して行っていません。結局、せっかくノウハウを知ったのに、マネすらできないのです。それはカイゼン活動の表面しか見ていないからです。

トヨタの本当のカイゼンノウハウは、社員一人に一人に、カイゼンマインドを持ってもらう報連相を含めた社内教育と、すぐ実践した経過を評価する社風があるからです。』と。

弊社でも、全社内に及んだ5Sカイゼン活動が始まりました。

5Sカイゼン活動の真意を常に意識しながら磨き上げていきたいと思っています。

【記事一覧】
http://ameblo.jp/shinozaki-tw/entrylist-1.html

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