物流における革新

埼玉 倉庫 篠崎運送倉庫 の柳原です。
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まずはコチラの記事を。
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私もとても興味のある商品です。

新しい視点の導入には必ず抵抗があります。
しかし抵抗するその背景の多くには、たいてい似通った過去のデータや実績を考慮して発言してくるものなので、それはそれで尊重すべき実は有難い事だと思います。

それよりも新しい視点での発想を確信を持って進めようとするならば、それなりに理論建てしたりマーケティングする事が必要だと思います。

思い付きで提案すれば、感情で対抗されます。
抵抗する理論的な部分がないからです。

この場合、互いに感情論に近い形での応酬ですから、それは平行線で終わりやすくなるでしょうし、最後は強権的に進めるしかなくなります。

理論で行けば理論で抵抗されるでしょうが、理論でいけば互いに落とし所が見えてきます。
互いに、どこを、どうすれば、どうなるかが理論的に交わされているからです。

このような業界の非常識を常識化しようと進むにはたくさんの障壁があったと思いますが、部材の仕入れや加工、製造、市場への流通、販売店など各現場の事情など、きちんと最初から最後までベースとなる導入理論と、それを抵抗しようとする者の理論とで修正しあって進めて商品化に至ったのでしょう。

新しい発想は成功すれば革命や革新ですが、失敗すればただの思い付きや暴挙。
そこは確信を持てる理論の有無で変わりますね。

物流においても革新的な発想といえば宅配だと思います。
思いついたその時の発想で事を進めていたらおそらくつぶされて失敗していたと思います。

発想の後にきちんと法令や各現場サイドの状況をくみ取り理論化して発案したからこそ、大きな障壁もすこしづつ融合しながら現在に至ったのではないでしょうか。

当時は、ほぼ全ての現場において非常識な発想でしょうから、ほんとうにたくさんの善良な障壁(感情的な障壁ではなく)があったと思います。

しかし、今やそれが物流サービスの一つの常識となっています。
この発想によって流通も同時に革新が起き、物流の6機能にも革新が起き、物流と流通の融合も生まれてきたのだと思います。

視点と発想は思い付きの方が良いかと思いますが、確信に至るほどの発案化をして、全ての現場も融合した理論のある新物流現場ができていけたらなと思いました。

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