大先輩を観察する事
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弊社には一度、定年を迎えた後、嘱託等で再雇用されている先輩方がいます。
若い方(だけに限らないですが)は、特にこういう大先輩の仕事の仕方を見習うべきかもしれません。
ある倉庫の大先輩は、多くのお客様や来社する各企業の方からいつも差しいれやコーヒー、お茶、お土産を頂いています。
倉庫の冷蔵庫の中には、大先輩専用の頂き物保管スペースが有るくらいです。
休憩中や時間のある時などは、頂き物をみんなにふるまっています。
一体、なぜ、こんなに多くの方から頂く事ができるのでしょうか。
本来、相手が行うべき仕事をたくさん手伝うから?
笑顔やおべっかをたくさん使っているから?
逆にいつも相手におごっているから?
いいえ、自分の業務はきちんと自分で、相手の業務はきちんと相手に行ってもらています。
決して笑顔やおべっかを振りまくタイプの人ではありません(笑)
逆に相手におごるなんてほとんどしません。
では一体なぜ・・・
答えは・・・
ものすごく単純明快。
大きな声で、元気よく、挨拶や、ちょっとした会話をしているだけです。
「いやぁ、きょうも暑いね~、歳とるとまいっちゃうよ~」
「今日も寒いけどよ~、そっちはどうだぃ~」
敬語もなにもあったもんじゃありません。
でも相手は気分良く受け答えをして業務に励みます。
さて、仕事をするとは自分の業務を黙々と真面目にこなすことではありません。
業務を円滑にこなし、時には出てくる障害を回避し、回避できない障害は速やかに排除できる環境を普段から構築しておくことが仕事というものです。
そのためにも多くの人の協力が必要であり、また、それは急に出来上がるものではありません。
だから普段からの多くの相手とのコミュニケーションが必要であり、マニュアルで行う事でもありません。
仕事中、休憩中、合う人、すれ違う人、一緒に行う人、ただ挨拶交わすだけではコミュニケーションではありません。
こういう大先輩のしぐさや言葉、タイミング、表情、言い回し、よくよく観察すべきです。
そうすれば今までの「業務をこなす作業」から仕事をこなす事に進化できるはずです。
仕事と業務、作業は違う事を大先輩をよく観察する事で、どうぞ気付きを得てください。
今日もお読み頂きありがとうございました。
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