行動が考えるネタになる

柳原です。

いつもご覧になっていただき有難うございます。

先日、弊社の5Sカイゼン活動を視察された方から「実は、自社の5S活動が停滞してしまった」というお話を伺いました。

5Sカイゼン活動の始まりには大きく2通りあると思います。

それは、他者から要望されて行う事と、自ら率先して行う事だと思います。

そして、停滞する原因の多くは、

見栄えや、言葉、格好を気にしてしまい「やりたいけど出来ない」パターン。

やってみたけど結局思ったとおりでなく、やる気を削がれてしまったパターン。

だと思います。

どちらも主人公が自分になっているから起こるパターンではないでしょうか。

誰かから何かを依頼された時や、誰かに何かをしてあげたいと思う時は、その誰かにヒアリングする事から始めるべきです。

依頼されたなら、依頼したその人は何故そうしたいのか・・・

誰かにしてあげたいと思うなら、その誰かは何がして欲しいのか・・・

それら「何故・何」を一番良く知っているのは、その「誰か」だからです。

いくら自分で考えても、どれだけ思考をめぐらしても、その人以上のビジョンや想いは沸いてきません。

当人じゃないからです。

「なぜなぜ5回」を常に繰り返し、カイゼンを活発に行っている行田物流センターの5Sチームのまずやる事は「考えない事」です。

カイゼンを要する現場を見に行き、その現場で働いているスタッフに話を聞き、要望やビジョンを明確に把握します。

そして、すぐに実行してしまいます。

なんと、考えるのは実行の後なのです。

最初の行動は回りからの反応を引き出す布石にすぎません。

実は現場の当人もやって見ないとわからない事が多いからです。

やって見てわかったことをカイゼンするために、初めて本格的に「考える」ことが始まります。

まずはやる事が肝心なのです。

そして、5Sの当事者は「その場」の人なのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

【埼玉県内に6ヶ所、危険品倉庫・物流センター・低温倉庫の一覧】

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行動が考えるネタになる” に対して4件のコメントがあります。

  1. shinozaki より:

    まえかな
    1.素晴らしいですね。
    ロジ共のまえかなです。
    「さすが、柳原さん」といつも頭が下がります。
    先日、小ノ島さんもお見えになっていたようで。。
    私も是非一度、小冊子と庫内の内覧をさせていただきたくなってしまいました。
    2010-02-17 18:33:11

  2. shinozaki より:

    2.ロジ共働促進株式会社 まえかな様
    コメント有難うございます。
    何をおっしゃいますか!
    まえかなさんからもいつも勉強になりますよ!
    特に最近では、ショクヒンクレームの項。
    『しかし、一番怖いのは、不満を抱えていても言わない消費者のケースです。この"無言のクレーム"を抱えた消費者は、二度とその小売店には足を向けなくなります。』
    だからクレーム(ご指摘)には感謝すべきなんですよね。
    いつも有難う御座います。

  3. shinozaki より:

    株式会社鈴木製作所
    3.3S活動ですが・・・
    当社では3S活動を進めています
    まずは、やってみる!!!
    大切でうよねぇ!
    やるほうにしてみれば、そうじゃないとか、
    もっとまとめてからとか言われると、腰が
    折れてしまいます。
    まずは、やってみたいのに・・・

  4. shinozaki より:

    4.篠崎運送倉庫 柳原です
    >株式会社鈴木製作所さん
    コメントありがとうございます。
    3Sであれ5Sであれ、社内が一丸となって取り組むって、何か新しい未来が開かれるようで、とてもワクワクしますよね。倉庫現場の社員が苦労しながらも、試行錯誤を繰り返して出来上がった活動の成果は、灌漑深いものがあります。小さな施策だろうと大きな施策だろうと、たとえ失敗に終わった施策であろうとも、その過程にこそ真の現場力の成果があるのだと思います。そういうところに光を当てていきたいものです。

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