『米国3PL企業視察ツアー』⑤

アメリカ視察5日目。

今日の最初の訪問企業は、BDP International。

BDPは、米国内の化学品を主に輸送している3PL企業。

なぜ、化学品かというと・・・(ココからが、本当に学ぶべき事だと思います)

他社が、やりたがらない商品(危険だ、手間だ、やった事が無い、等・・・)を創業時から行っていたのです。

なので、当時から化学品を主に受注してきていたのですが、その甲斐があって、現在はいわゆる荷主企業も『化学品はBDP』という構図が出来上がったのです。

よって、後から他の物流企業が参入しようにも、BDPの持つノウハウや荷主側の持つ信頼度が崩れる事はありません。

さらに、BDPはそういう構図にあぐらをかくことなく、だからこそ、BDP側から率先して、荷主の利益になるようなシクミ(特にIT)を思考しているのです。

現在でも荷主側からの問い合わせやオーダーはFAXやTELが大半だといいます。

しかし、米国3PL企業の大半が、数年前からITに本格的に力を注いでる事に着目しており、荷主から要望される前にITに投資と教育を施しています。

今では大変、すばらしいシステムが出来上がっており、一部の荷主さんから導入が進んでいるといいます。

BDPから学ぶ事は、『手間が掛かる、やった事が無い、情報を持っていない』からこそ、自社がパイオニア的存在として率先して行う事。

作業員やドライバーだけでなく、事務員やIT関係者、企画、営業関係者も始めての取り組みになるので、相当、大変だと思います。

しかし、『相当、大変』が後の先駆者としてのノウハウとなり、追随者との間に決定的な開きを作るのではないでしょうか。

その開きが、他社との差別化であり、自社の特化した強みとなるのではないでしょうか。

実際に、米国内で新たな規制やルールを検討する際、国や団体側から運用試験要請として数社のほかにBDPにも声が掛かるといいます。

他の会社は、たいていは『やった事がない、片手間になる』などの理由で断るか、成果が上がらないそうですが、BDPは前述の理念があるので、結局、BDPが主導的役割となることが多いようです。

いずれは、その規制やルールが施行されるのですが、その時、一番信頼されるのが、BDPだといいます。

『他社もやっている、やったことがある、同じノウハウを持っている、手間じゃない、等・・・』だから、自社もやってみるでは、結局のところ他社とあまり変わらず、差別化や強み化へ持っていくのは難しいかも知れません。

他社との違いや自社の強みに特色が無ければ、結局は価格での競争になってしまうのは、アメリカでも同じことのようです。

さて、次の視察先へ移動。

途中、見かけたトラック。

やっぱ、単純に『カッコイイ!』

次はTransproup Woldwide Logistics。

こちらも秀逸なのはIT。

いかに顧客が、簡単で、すばやく、正確に、知りたい事を、知りたいだけ、得られるようにするか、といった事を実現したようなITでした。

また、そのデータを自社側から分析してレポーティングし、顧客へのアドバイスとしても利用しています。

こちらでは、顧客からの要望をどのようにして実現していくか、ではなく、顧客の気づかないことを、どれだけ早く自社で獲得分析し伝えていくか、を使命としているようでした。

物流を一番知っているのは、やはり物流のプロたる自分達なんだ、という自負と、だからこそ、プロとして顧客の為に率先して情報を発信していくというプロ意識を非常に感じました。

さて、2企業の視察も終り、夕飯をかねてハリウッドへGO! です。

地下鉄に乗って移動します。

ハリウッドへは行った方も多いのではないでしょうか。

ジャッキーチェンを発見!!!

超、感激です!!!

(でも、香港時代のJのままで居て欲しかった・・・)

映画から抜け出してきた人たち?がいっぱい、いました。

遠くの山に、有名な白文字が・・・

古いデジカメなので、これが精一杯・・・

夜のハリウッド。

夕飯はもう少し、地下鉄に乗ってユニバーサルスタジオへ。

こんな人??がお出迎え・・・

ここにもあった、ハードロックカフェ。

こちらで夕食です。

このパンは、めっちゃ旨かった。

こういうバターは、日本には滅多に無いですね・・・

残念!!

またも出ました、オニオンフライ。

ゲキ美味です!!

これも、めちゃくちゃ美味かったスペアリブ!!

イタリアンも出てきましたが、これまた美味。

基本的に、イタリアンは日本人の口に合うようですね。

こちらは・・・

普通でした・・・

しつこいけど、やっぱりコロナ。

そして、デザインがカッコイイ、バドワイザー。

雰囲気作りにも一役買っているネオンサインたち。

やっぱり、このデザインやセンスは大いに見習うべきだと感じます。

お見送りは、コチラの方が・・・

この中には入場できませんでしたが、大変、たのしい夜でした。

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